いや~前回、あまりにGPT4に聞いた結果が面白すぎて、おもわず長々と記事を書いてしまいました。
1つ1つをbingで聞くと数行なんですけど、あーやってたくさんの用語を聞くと、全体として読み応えのあるものになるとは。
うんこれは面白い。しかもすべて、占いと絡めて、それなりにバリエーションもあった。
前回は、頭の中の記憶に上限があるという制約下における認知バイアスと、それを利用してしまう占いの関係でした。
今回は、同じ認知バイアスでも、時間が足りない時、ヒトはどうするか。
それは占いとどう絡んでいくか。
占い師としても使えるノウハウ満載と思われます。
GPT4はすばらしく、今回も多くの項目について適切にこたえてくれました。
ただ、いまさらですが、同じやりとりが20回まで、で、それを続けると、前に聞いたことを利用するようで・・・
なので、大きなセクションごとにリフレッシュしたり、前の話を持ち出しがちだったらリフレッシュしたりと、何度かリセットしてwww.bing.comのチャットを使いました。
では行ってみましょう!
急ぐときはあいまいでややこしいものよりシンプルがいい
オッカムの剃刀
オッカムの剃刀とは、「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針です。

オッカムの剃刀と占いの関係は、一般的には対立するものと考えられています。
なぜなら、占いは多くの場合、科学的な根拠や論理的な説明がなく、不確かな仮定や信念に基づいているからです。
オッカムの剃刀は、占いのような複雑で不必要な仮定を排除し、よりシンプルで合理的な説明を求める考え方です。
しかし、一方で、占いにもオッカムの剃刀のような節約の原理が働く場合があります。
例えば、アルゴリズム的確率という考え方では、与えられた観察を説明するそれぞれの仮定(アルゴリズムやプログラム)に確率値を割り当てます。
このとき、単純な仮定(短いプログラム)には高い確率を、複雑な仮定(長いプログラム)には低い確率を与えます。
このように、占いも観察された現象やデータに基づいて、最も可能性の高い仮定を選択するという意味で、オッカムの剃刀と似た原理を用いることができるという主張もあります。
連言錯誤
連言錯誤とは、2つの事象が重なって起きることと単一の事象を比較したうえで、前者の確率が高いと判断してしまう錯誤を指します。

例えば、「Aさんは弁護士である」という確率よりも、「Aさんは環境問題に取り組む弁護士である」という確率が高いと思ってしまうことです。
このような錯誤は、代表性ヒューリスティックという、ステレオタイプだと思う事柄の発生確率を過大評価してしまう意思決定プロセスによって引き起こされます。

占いと連言錯誤の関係は、占いが連言錯誤を利用して人々を惹きつけることがあるという点にあります。
占いは、人々の個性や状況に合わせて、具体的で特殊な予測やアドバイスを与えることが多いです。
例えば、「あなたは今日、赤い服を着て出かけると、素敵な出会いがあります」というようなものです。
このような占いは、人々に「もっともらしさ」を感じさせて、信じ込ませる効果があります。
しかし、実際には、「あなたは今日、出かけると、素敵な出会いがあります」という単一の事象の方が、「あなたは今日、赤い服を着て出かけると、素敵な出会いがあります」という2つの事象が重なることよりも、確率的には高いはずです。
これが連言錯誤です。
パーキンソンの凡庸法則
パーキンソンの凡庸法則とは、経営の風刺書『パーキンソンの法則』の中で出されたもので、人間の非合理的な心理作用が組織や運営に影響することを示した法則です。


パーキンソンの凡庸法則と占いの関係は、一般的には明確ではありませんが、一つの考え方としては、人間は自分に都合の良い情報や意見に偏って注意を向ける傾向があるということです。
この傾向は、占いにおいても現れるかもしれません。
例えば、自分が望む結果や方向性を示す占いに対しては信頼感や満足感を抱きやすく、逆に自分が望まない結果や方向性を示す占いに対しては不信感や不満感を抱きやすいかもしれません。
このように、人間は自分の思い込みや期待に沿って占いを解釈することがあるということです。
韻踏み効果
韻踏み効果とは、韻を踏んだり似たような表現を繰り返すと説得力が増す効果です。

占いにおいては、韻踏み効果を利用することで、占い師の言葉に信頼感や親近感を持たせることができると考えられます。
例えば、「運命の人は、あなたの目の前に現れるかもしれません。その人は、あなたの心に火をつけるかもしれません」という言葉は、韻を踏んでいるので印象に残りやすくなります。韻を踏むとは、言葉や歌詞で、声に出して読んだり歌ったりしたときにリズムが生まれ、言葉や意味が印象に残りやすくなることです。

英語では古くから詩や歌詞で韻を踏むのが一般的ですが、日本語でもヒップホップやラップなどで韻を踏むことが多くなっています。
韻を踏む方法には、「脚韻」「頭韻」「母韻」「子韻」の4つがあります。それぞれの方法と例文を簡単に説明します。
- 脚韻:韻になる言葉を語尾や文末にくり返し配置することです。例:「今日は雨だけど明日は晴れ/気分も晴れて笑顔が増え」
- 頭韻:同じ音で始まる言葉をくり返し配置することです。例:「さっぱりしたさくらんぼ/口の中でさわやかにはじける」
- 母韻:同じ母音(あいうえお)をくり返し配置することです。例:「あめがふってもあしたはきっと晴れる/夢を見ているうちにあしたが来る」
- 子韻:同じ子音(かきくけこ)をくり返し配置することです。例:「かわいい子猫がかわいい声でなく/心も体もぽかぽかになる」
信念バイアス
信念バイアスとは、結果が正しければ過程もすべて正しいと思い込む効果、または結果が間違っていれば過程も全て間違っていると思い込む効果のことです。

占いにおいては、信念バイアスは自分の信じたいことや期待することを占いの結果に見出そうとする傾向として現れます。
例えば、占いが自分に好意的なことを言っていれば、それを真実だと受け入れやすくなりますが、逆に否定的なことを言っていれば、それを無視したり否定したりしやすくなります。
また、占いの結果が曖昧であればあるほど、自分の都合の良いように解釈しやすくなります。
これは確証バイアスと呼ばれる現象で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のことです。
占いが当たっているように感じるのは、このようなバイアスの影響によるものだと考えられます。
以前も紹介したことがありますが、その点について、日本心理学会のサイトもあるので紹介します。

信念バイアスや確証バイアスは、自分の思考や判断に影響を与える可能性があります。そのため、自分の信念や仮説に対して客観的に検証することや、反対の立場から考えることなどが対策方法として挙げられます。
情報バイアス
情報バイアスとは、自分の信じたいことや期待することに合わせて情報を選択したり解釈したりする傾向のことです。
占いでは、確証バイアスという情報バイアスの一種が働くことがあります。
さきほども出てきた確証バイアスのことです。

確証バイアスとは、自分の仮説や信念を支持する情報ばかりを集めたり重視したりすることで、それが正しいと思い込む傾向のことです。
例えば、占いで良い結果が出たらそれを信じて行動したり、悪い結果が出たらそれを無視したりすることが確証バイアスの表れです。
確証バイアスは、自分の心理的な安心感や満足感を得るために起こることが多く、占いに限らず日常生活やビジネスなどでも影響を及ぼす可能性があります。
確証バイアスを防ぐには、自分の考えに偏りがないか客観的に見直したり、反対の意見や情報も積極的に収集したりすることが大切です。
そのほか、「関連と因果関係は異なる」という統計学的考え方があります。
一見似ている2つの概念は全くことなるわけです。
その「関連」と「因果関係」がことなるとき、ここでお話ししたようなバイアスが生じるとされてます。
興味があれば下記のサイトをご覧ください。
曖昧性効果
曖昧性効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格や状況をあらわす記述に対して、自分に当てはまっていると感じる傾向のことです。
以前もお話しした、バーナム効果ともいえます。
占いでは、この効果を利用して、個人の性格や運勢を診断するかのような記述を行います。

例えば、「あなたは人から好かれるタイプですが、時々孤独を感じることがあります」というような言葉は、多くの人が自分に当てはまっていると感じるでしょう。占いが当たっているように感じるのは、このような曖昧性効果の影響が大きいと考えられます。
やり直せないミスを避けるためにみんなと一緒にいつも通り
現状維持バイアス
現状維持バイアスとは、現在の状態を維持する方向に働く、人が持つ心理的な傾向のことです。

占いとの関係は、現状維持バイアスが占いの結果に影響を与える可能性があるということです。
例えば、占いで自分に都合の良い結果が出た場合、それを信じて現状を変えようとしないかもしれません。
逆に、自分に都合の悪い結果が出た場合、それを否定して現状を変えようとしないかもしれません。
これは、現状から変わることに対してより大きな抵抗を感じるためです。

社会的比較バイアス
社会的比較バイアスとは、自分よりも精神的、肉体的、社会的に優れていると思われる人に対して、嫌悪感や競争心を抱く傾向のことです。
社会的望ましさのバイアス、ともいえます。
占いとの関係は、占いが自分の将来や運勢に関する不確実性を減らす効果があると考えられるからです。
占いによって自分の状況や可能性を知ることで、他人との比較からくる不安や劣等感を緩和することができるのかもしれません。
SNSで不安になるのも社会的比較バイアスのせいといわれてます。

おとり効果
おとり効果とは、2つの選択肢の間で迷っている消費者に対して、どちらかに対して明らかに劣った第3の選択肢(おとり選択肢)を提示することで、その選択肢に近い方の選択肢を選ばせる心理現象です。


占いとは、人の運勢や未来を占うことであり、星座や誕生日などをもとにして行われることが多いです。
おとり効果と占いの関係は、占い師が占いの結果を伝える際に、おとり効果を利用して、占いを受けた人に望ましい行動や判断をさせることができるということです。
例えば、恋愛に関する占いで、「Aさんはあなたに好意を持っていますが、Bさんはあなたに興味がありません」という結果を伝える場合、Bさんをおとり選択肢として提示することで、Aさんへの気持ちを強めることができます。
このように、おとり効果は占い師の説得力や影響力を高める手法として使われることがあります。
心理的リアクタンス
心理的リアクタンスとは、人が自由を制限された際に、それに抗おうとする性質のことです。
占いは、人の自由を制限するというよりは、未来や運勢を示唆するものですが、それが当たっているように感じるのはなぜでしょうか。
一つの考え方は、占いの結果と出来事を結びつけて思い出すことで、占いが的中したと錯覚するというものです。
この場合、心理的リアクタンスは関係ないかもしれません。
もう一つの考え方は、占いの結果に反発して、自分の意志で行動することで、心理的リアクタンスを発揮するというものです。

この場合、心理的リアクタンスは占いに対する抵抗感として現れるかもしれません。
逆心理
占いは、自分の性格や運勢を知りたいという人間の欲求に応えるものですが、その結果は必ずしも正確ではありません。
占いが当たっているように感じるのは、自分に都合の良いように占いの内容を解釈したり、占いと関係のない出来事を占いと結びつけて思い出したりするからです。
逆心理とは、相手の言動や態度に反発して、逆のことをしたくなる心理です。
例えば、「あなたはできない」と言われると、「できる」と証明したくなったり、「あなたはできる」と言われると、「できなくてもいい」と思ったりすることがあります。
占いと逆心理の関係は、占いの内容によって変わります。
占いが自分に都合の悪いことを言った場合、逆心理で「そんなことはない」と思ってしまうかもしれません。
逆に、占いが自分に都合の良いことを言った場合、逆心理で「そんなことはありえない」と思ってしまうかもしれません。
また、占いが自分に期待や責任を与えた場合、逆心理で「やりたくない」と思ってしまうかもしれません。
しかし、占いと逆心理の関係は一概には言えません。
人によって占いに対する信頼度や感受性が違うからです。
また、占いは個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまうバーナム効果も働く可能性があります。
つまり、占いと逆心理の関係は、個人や状況によって異なります。占いはあくまで参考程度にして、自分の判断や行動を信じることが大切です。
精神科医がカウンセリングと占いの違いについて言及しているサイトがありましたので、よかったら参考にしてみてください。

システム正当化バイアス
システム正当化バイアスとは、人は自分が所属する集団や社会構造に対して好意的な態度を持ちたいという動機があるという理論です。

占いとの関係は、占いがシステム正当化バイアスの一つの表れである可能性があるということです。
占いは、現在の社会的な序列や役割を妥当で自然なものだとみなす根拠になります。
例えば、自分の運命や性格が星座や血液型などによって決まっていると信じることで、自分の立場や状況に納得しやすくなります。
また、占いは不安定で無秩序な状態を嫌う人間の心理にも訴えかけます。
占いによって未来や選択肢が予測できると感じることで、安心感やコントロール感を得られます。
このように、システム正当化バイアスと占いの関係は、人間が自分や社会に対して合理化しようとする心理的なメカニズムに関係しています。
ちなみに、日本における女性の人生満足度とシステム正当化についての情報がありましたので、参考までにご紹介します。
すでにやったことあるものを仕上げるほうが楽
バックファイア効果
バックファイア効果とは、何らかの認識を持った人がその認識への反論や誤りの指摘などに接すると、かえってその認識を盲信してしまう現象です。
占いにおいては、自分の運勢や相性などに関する信念を持っている人が、それに反する事実や証拠に遭遇しても、自分の信念を変えるのではなく、それを拒否して、当初の信念をより強めてしまうことがあります。
これは、自分の信念に挑戦されると不快な感情が生じるため、それを回避するための防衛的な反応と考えられます。

剥奪忌避
剥奪忌避とは、人が所有しているもの、あるいは所有していると思っているものを、所有しているという理由だけで過大評価するときに生じる認知バイアスのことです。
占いとの関係は、剥奪忌避が占いに依存する人の心理に影響を与える可能性があるということです。
例えば、占いで自分に都合の良い結果が出た場合、それを自分のものだと思って手放したくなくなり、占いに固執するようになるかもしれません。
逆に、占いで自分に都合の悪い結果が出た場合、それを自分から遠ざけたいと思って占いを繰り返したり、他の占い師に相談したりするかもしれません。
これらの行動は、剥奪忌避が占いに対する執着心や不安感を強めることにつながると考えられます。
困難処理効果
困難処理効果とは、時間をかけて読んだ情報ほど、よく思い出す傾向のことです。

占いとの関係は、占いの結果が曖昧で一般的な性格をあらわす記述であっても、自分に当てはまると思い込むバーナム効果とは異なります。
占いの結果が困難に読めるほど、それを信じやすくなるということは、心理学的には証明されていないようです。
疑似確信効果
疑似確信効果とは、結果が予想通りだとリスクを避けようとするが、結果が思わしくないとリスクを犯そうとする傾向のことです。
占いは、バーナム効果という心理現象によって、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまうことがあります。
疑似確信効果と占いの関係は、占いの結果によって自分の行動や判断を変えてしまう可能性があることを示しています。
例えば、占いで幸運な日だと言われたら、リスクを避けて安全な選択肢を取ろうとするかもしれません。
逆に、占いで不運な日だと言われたら、リスクを犯してでもチャンスを掴もうとするかもしれません。
気質効果
気質効果とは、人間がプライドを守ろうとしたり、後悔を避けるように行動したりする傾向があることを指します。
占いでは、バーナム効果という現象があります。これは、誰にでも当てはまるような曖昧な記述や発言を見聞きした際に「自分のことをずばり言い当てられた」と感じることです。

気質効果とバーナム効果は関連しており、自分の気質に合わせて占いの結果を解釈したり、自分の気質に反する占いの結果を無視したりすることがあります。
気質もいろいろありますからね。
ゼロリスクバイアス
ゼロリスクバイアスとは、世の中に100%の安全は存在しないにもかかわらず、リスクを完全に排除しようとする心理的傾向のことです。

占いとの関係は、占いによって自分の将来や運勢を知ることで、不確実性や不安を減らそうとする人が多いということです。
また、占いには前述の確証バイアスという心理的要素も関係しています。
確証バイアスとは、自分の信念や期待に合致する情報を重視し、反する情報を無視する傾向のことです。
占いで自分に都合の良い結果が出た場合、それを信じやすくなりますが、逆に都合の悪い結果が出た場合、それを疑ったり否定したりします。
ユニット効果
与えられたタスクやモノをその量や大きさにかかわらず、とにかく終わらせようとするユニット効果は、占いとは直接的な関係はないようです。
占いには、バーナム効果や確証バイアスなどの心理的な要素が関係しています。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまう現象です。
確証バイアスとは、自分の信念や期待に合致する情報を選択的に受け入れる傾向です。
占いの結果が細かく具体的に提示されると、ユニット効果によって信頼性が高く感じられる可能性がありますが、それは占いの正確さとは関係ありません。
占いの結果は、命術・卜術・相術の3つのジャンルに分けられますが、それぞれに科学的な根拠は限られています。
イケヤ効果
イケア効果とは、自分が作ったものに本来以上の価値を感じてしまう心理的な性質のことです。



占いとの関係は、自分で選んだ占い結果に対して、イケア効果が働く可能性があるということです。
例えば、自分でタロットカードを引いた場合、そのカードの意味に納得しやすくなるかもしれません。逆に、他人に占ってもらった場合、その結果に疑問を持ちやすくなるかもしれません。
損失回避
損失回避とは、ある額を得る場合の効用よりも、失う場合の不効用のほうが大きいという個人の選好のことです。
占いとは、未来や運勢を予測する方法の一つです。
損失回避と占いの関係については、明確な答えがあるわけではありませんが、いくつかの可能性が考えられます。
- 占いは、損失回避の動機から利用される場合があります。例えば、不安や不確実性を減らすために、占いに頼ったり、自分に都合の良い占い結果を信じたりすることがあります。
- 占いは、損失回避の影響を受ける場合があります。例えば、占い結果が悪い場合には、それを無視したり、別の占いを探したりすることがあります。逆に、占い結果が良い場合には、それを強く信じたり、行動に反映させたりすることがあります。
- 占いは、損失回避の効果を変える場合があります。例えば、占い結果によって、自分の期待や信念が変わることで、損失回避の程度や方向が変わることがあります。
以上のように、損失回避と占いの関係は複雑で多面的なものです。もっと詳しく知りたい場合は、行動経済学や心理学などの分野で研究されている文献を参照してみてください。

生成効果
生成効果とは、自分の心から生成された方が情報が記憶されやすい現象です。

占いとの関係は、単に占い結果を読むだけではなく、自分で考える時間を入れると、その結果が記憶に残りやすくなるということです。

そのほか、関係しそうな参考サイトを紹介します。
人に教えることによって、教えている自分の理解が深まることってありますよね。
潜在記憶課題に関する生成効果の話もあります。
学習における自己の役割ってなんでしょう?
心理学的手法を使って記憶力アップする学習法もあります。

短期記憶から長期記憶へ移行させ、記憶を定着する話もあります。

立場固定
立場固定とは、最初の行動や決断を合理性を失っても変えない心理状態のことです。

占いとは、相談者の悩みを聞き、占いの技やアドバイスで解決することです。

立場固定と占いの関係は、占いの結果によって立場固定が強まったり弱まったりする可能性があります。
例えば、占いの結果が自分の最初の行動や決断を支持する場合、それを正当化するために立場固定が強くなるかもしれません。
逆に、占いの結果が自分の最初の行動や決断に疑問を投げかける場合、それを見直すために立場固定が弱くなるかもしれません。
コンコルド効果
コンコルド効果とは、過去に投資したコストを見切れずに、それに固執してしまう心理現象のことです。

占いとの関係は、占いによって自分の運勢や相性を知った後、それに合わせて行動したり、自分の思い込みを強めたりすることがあるということです。
例えば、占いで「今日はラッキーな日」と言われたら、良いことが起こると信じて積極的になったり、逆に「今日は不運な日」と言われたら、悪いことが起こると恐れて消極的になったりすることがあります。

これは、占いに対するサンクコスト(時間やお金など)を無駄にしたくないという気持ちから、コンコルド効果が働いている可能性があります。

集中を維持するためにすぐ目の前のことをやりたがる
身元の分かる犠牲者効果
身元の分かる犠牲者効果とは、誰だかわかっている人の危機に対して、より強く反応する傾向のことです。
占いとの関係は、占い師が個人的な情報を利用して、相手に感情移入させることで、占いの信憑性を高めるというものです。

例えば、占い師が相手の名前や生年月日などを聞いて、その人に合わせた話をすることで、相手は自分に関係する話だと感じて、占いに興味を持ちます。

新しさに訴える論証
新しさに訴える論証とは、主題が現在または未来の流行やファッションに適合しているので正しいと見なす論証です。
占いとの関係は、占い師が新しい占術や理論を紹介して、相手に占いの信憑性や魅力を感じさせるというものです。
例えば、占い師が「最新の科学的な占い」とか「これから流行る占い」とか言って、相手に興味を持たせます。

双曲割引
双曲割引とは、遠い将来なら待てるが、近い将来ならば待てないという非合理的な行動を説明する概念です。
占いとの関係は、占い師が近い将来に起こることを予言して、相手に即時的な満足感や不安感を与えることで、占いの影響力を高めるというものです。
例えば、占い師が「今日はラッキーな日だから、何かチャレンジしてみて」とか「今週はトラブルに注意して」とか言って、相手に行動を促します。

いますごく重要で影響力あることをやっているのだと確信すべき
ベルツマン効果
ベルツマン効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分や自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象です。
占いでは、この効果を利用して、人の心理を巧みに操ることができます。


例えば、星座占いや血液型占いなどは、バーナム効果の典型的な例と言えます。
リスク補償
リスク補償とは、環境の変化や安全技術の導入などによって、リスクが低下したと感じた場合に、より危険な行動をとることで、リスクを元の水準に戻そうとする心理学の現象です。
占いとの関係は、占いによって自分の運勢が良いと知った場合に、リスク補償行動を起こす可能性があるということです。
例えば、占いで「今日はラッキーデー」と言われた場合に、無理な運転や投資などをするようになるかもしれません。
努力の正当性
努力の正当性とは、自分が努力したことに対して、その結果が正当に評価されると信じる心理学の現象です。

占いとの関係は、占いによって自分の運勢が良いと知った場合に、努力の正当性が高まる可能性があるということです。

例えば、占いで「今日はチャンスの日」と言われた場合に、自分の努力が報われると信じて、積極的に行動するようになるかもしれません。

特性帰属バイアス
特性帰属バイアスとは、人の行動はその人の性格と一致していると結論づける傾向のことです。
占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格を知った場合に、その性格に合わせて行動を解釈する可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは優しい人です」と言われた場合に、自分の行動を優しさとして正当化するようになるかもしれません。
防衛的帰属仮説
防衛的帰属仮説とは、自分や他人が不幸な出来事に遭遇した場合に、その原因を内的・安定的・制御不可能な要因に帰属させることで、自分の安全性や公正性を保とうとする心理学の仮説です。
占いとの関係は、占いによって自分や他人の運命が決まっていると信じた場合に、防衛的帰属が強まる可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは不運な人です」と言われた場合に、自分の失敗を運命のせいにして、自分の責任を回避するようになるかもしれません。
根本的な帰属の誤り
根本的な帰属の誤りとは、他人の行動をその人の性格や能力に帰属させることで、状況や役割などの影響を無視する傾向のことです。
占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格や運勢を知った場合に、その情報に基づいて行動を判断する可能性があるということです。

例えば、占いで「あなたは頑固な人です」と言われた場合に、自分の意見を曲げない行動を頑固さとして批判するようになるかもしれません。
優越の錯覚
優越の錯覚とは、自分は平均より優れていると思う心理学的錯覚のことで、能力の低い人ほど自分を高く評価する傾向があるということです。
占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格や運勢を知った場合に、その情報に基づいて自分を過大評価する可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは才能があります」と言われた場合に、自分の能力を過信して失敗するようになるかもしれません。

コントロール幻想
コントロール幻想とは、自分でコントロールできないことを、自分の行いで影響を与えられると錯覚してしまう現象のことです。

占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格や運勢を知った場合に、その情報に基づいて自分の行動を変える可能性があるということです。
例えば、占いで「今日はラッキーな日です」と言われた場合に、自分の運を信じて無謀な行動をするようになるかもしれません。

行為者・観察者バイアス
行為者・観察者バイアスとは、自分の行動の原因は状況によると考えるが、他人の行動の原因は性格によると考えるという心理的傾向のことです。
根本的な帰属の誤りにも関連してきます。
占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格や運勢を知った場合に、その情報に基づいて自分や他人の行動を判断する可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは優しい人です」と言われた場合に、自分の失敗を状況のせいにするようになるかもしれません。
自己奉仕バイアス
自己奉仕バイアスとは、成功したときは自分の能力によるものだと考えるが、失敗したときは外的な要因によるものだと考えるという心理的傾向のことです。

占いとの関係は、占いによって自分や他人の性格や運勢を知った場合に、その情報に基づいて自分や他人の成功や失敗を判断する可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは頭が良い人です」と言われた場合に、自分の成績が良かったら自分の頭の良さを誇るようになるかもしれません。
バーナム効果(フォアラー効果)
これまで、占いと認知バイアスを語るときに、何度も登場していたバーナム効果です。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分や自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理的現象のことです。
実は、バーナム効果とフォアラー効果は同じ現象を指す別名です。

バーナム効果は、アメリカの興行師であるP.T.バーナムにちなんで名付けられたもので、フォアラー効果は、アメリカの心理学者であるバートラム・フォアラーが行った実験に基づいて名付けられたものです。
どちらも、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分や自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理的現象を表しています。

占いとの関係は、占いで自分や他人の性格や運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人にピッタリ当てはまっていると感じる可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは人間関係が得意で、周りから信頼されています」と言われた場合に、自分はそういう人だと思い込むかもしれません。


楽観主義バイアス
楽天主義バイアスとは、自分が心地良くなる事柄を信じ、自分にとって好ましくない事柄や厳しい事柄は受け入れようとしない傾向を持つ認知バイアスのことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人に都合の良いものだと感じる可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日はラッキーな一日になります」と言われた場合に、自分はそういう運勢だと信じ込むかもしれません。
自己中心性バイアス
自己中心性バイアスとは、自分の視点や経験に基づいて、他人の感情や考え方を推測し、自分と同じように感じたり考えたりしていると思い込む傾向を持つ認知バイアスのことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人に当てはまると思い込む可能性があるということです。

例えば、占いで「あなたは今日は人間関係にトラブルが起こりやすい日です」と言われた場合に、自分はそういう運勢だと信じ込んだり、他人もそういう運勢だと思って接したりするかもしれません。
ダニング=クルーガー効果
ダニング=クルーガー効果とは、能力や専門性や経験の低い人は自分の能力を過大評価する傾向がある、という認知バイアスについての仮説です。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人の能力や特徴を反映していると思い込む可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日は仕事で大きな成果を上げます」と言われた場合に、自分はそういう能力があると信じ込んだり、他人もそういう能力があると思って評価したりするかもしれません。


レイク・ウォビコンバイアス
レイク・ウォビコンバイアスとは、自分は他の人と比べると、平均以上であると自己評価を過大に捉える認知バイアスのことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人の能力や特徴を高めていると思い込む可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日は人気者になります」と言われた場合に、自分はそういう魅力があると信じ込んだり、他人もそういう魅力があると思って好意的になったりするかもしれません。


難易度効果
難易度効果とは、自分ができると思っていることや簡単だと思っていることに対しては自信が高く、自分ができないと思っていることや難しいと思っていることに対しては自信が低くなる傾向のことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人の能力や特徴に影響を与えると思い込む可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日は難しい問題に挑戦するべきです」と言われた場合に、自分はそういう能力がないと信じ込んだり、他人もそういう能力がないと思って否定的になったりするかもしれません。
偽の合意効果
偽の合意効果とは、自分の意見や考え、行動が常に多数派でありかつ正常であると思い込む認知バイアスのことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分や他人の考え方や行動に影響を与えると思い込む可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日は人に優しくするべきです」と言われた場合に、自分はそういう性格だと信じ込んだり、他人もそういう性格だと思って期待したりするかもしれません。


第三者効果
第三者効果とは、メディアが及ぼす影響に関する仮説で、自分自身よりも他人の方が大きな影響を受けやすいと考える傾向のことです。
占いとの関係は、占いで自分や他人の運勢を言われた場合に、その記述が自分には当てはまらないが他人には当てはまると思い込む可能性があるということです。
例えば、占いで「あなたは今日は恋愛運が高まります」と言われた場合に、自分はそういうことはないと思ったり、他人はそういうことがあると思って羨んだりするかもしれません。
社会的望ましさバイアス
社会的望ましさバイアスとは、「一般的に正しいと思われるような振る舞いをする」行動バイアスのことです。

社会的望ましさバイアスと占いの関係については、様々な見解がありますが、一つの可能性としては、占いによって自分の望む結果や肯定的なフィードバックを得ることで、社会的望ましさを満たすことができるというものです。
また、占いによって自分の行動や選択に正当化や合理化を与えることで、社会的望ましさに反することをしやすくなるというものもあります。
自信過剰効果
自信過剰効果とは、自分の能力や判断などに対して、明確な根拠がないのに自信を持つことをいいます。
自信過剰効果は、これまで何度か出てきたダニング=クルーガー効果とも呼ばれ、能力や知識の低い人ほど自分の能力を過大評価し、逆に能力や知識の高い人ほど自分の能力を過小評価する傾向があるという認知バイアスです。
占いと自信過剰効果の関係については、研究結果が一致していませんが、一つの仮説として、占いによって自分の将来に対する楽観的な予測が与えられると、自信過剰効果が強まる可能性があるというものがあります。
占いは、自分の能力や判断に関係なく、好ましい結果を期待させることで、ストレスや不安を軽減し、健康面でプラスになる効果もあるとされています。

しかし、占いに頼りすぎると、現実とのギャップに気づかなくなったり、自分の責任を放棄したりするリスクもあります。
そのほか、関連するサイトをご紹介します。

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