人間ってなんで占いに惹きつけられるのでしょう?
弱い人が頼るから?いやそんなことないでしょう。
会社の社長さんも占いというか迷信というか、ジンクスを大事にする人多いですよね。
重要なことを占いに頼みすぎて会社がダメになったら元も子もないですけど、えてして、占いとか、その日の偶然を「引き寄せの法則」よろしく、スピーディーな意思決定に利用することってあると思います。
占いは行動力を生んだり、必要以上の悩み、停滞を解消してくれるのです。
世の中には、自分の意思によらず、人間としてどうしてもやってしまう非論理的なことの数々を「認知バイアス」と呼ぶことがあります。
その中に、認知的不協和(cognitive dissonance)というのがあって、それは、たとえばおいしいケーキを食べる幸せと、ダイエットで理想の体型が得られる幸せと、2つの幸せの間で板挟みになることで生じる不安みたいなものです。
人は、この不安を解消するために、とにかく一方だけを認知するように選択して、不快情動を解消しようとするわけ。
ま、要するに悩むのは心に良くないというか、人間って悩むの大嫌いというわけ。
どちらを選んでもいいのであれば、占いに選んでもらうといいですよね。
「今日のラッキーアイテム」なんて、なんの根拠(あるのはあるけど)もないのに、おもわずそれにのっちゃおうかなとミートスパゲティを食べてみて、新たなお店を開拓するきっかけができたとか、それにかこつけて彼女をデートに誘うことができたとか。
占いを生業にするならば、認知心理学などで知られているこうした膨大な認知バイアスについて、一度は目を通すべきでしょう。
認知バイアスとは | 錯思コレクション100
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