どうしても大殺界っていうキーワードに惑わされるのは避けがたい。
四柱推命には空亡ってのがあります。まぁ知らない人は探してもらうとして。
ようは、十干と十二支とでは2だけずれがありますよね。そこをルールに出てきたものです。
大体、四柱推命占ってもらうと、命式に、「空亡」ってのがあります。
その一方で、「大殺界」とか「天中殺」ってのはだれしも聞いたことがあると思います。
これは、いわゆる厄年と同じかそれ以上に、占い師に言われるとビビるワードと思いますが。。。
私は懐疑的です。この手の、ルーレットで外れが出た的な、本来の陰陽五行のそれぞれの特性を意識した解釈からは外れたルールに縛られるのはどうかとおもいますよ。
細木数子さんで有名になった占いに大殺界がありますね。六星占術です。
あれには、陰影、停止、減退という3年の宿命大殺界があるそうです。
そのうち、真ん中の停止はかならず四柱推命でいうところの空亡になります。
空亡というのは、その部分に合致すると、力が抜けて、星の力が正常に動かなくなるというイメージです。
基本的に運勢が悪くなったときは、大きな変化をしなくて今まで通り慎重に生きていれば大丈夫です。
そもそも厄年ってのは、いろいろ人生において病気やケガが起きやすい年齢にセットしてあり、「いまは何もないかもしれないけど、気を付けなよ」という警告のようなものです。
まだ厄年はその意味で重要ですが、空亡はもう関係なしのルールベースのことなんで、なんの根拠もありません。実は。
算命学でも大運天中殺ってあって、まぁその影響も大殺界にはあるかもしれませんが。
天中殺もずいぶん昭和の時代にはやりましたね。いろんな本も出ていたように思います。
そんなことよりも、自分がどのくらい身弱かとか、大殺界を度外視して、大運としてどういう運勢の変化がこれからみられるかとか、そこを重視して、まぁ刺身のつま程度に大殺界のことも気にするくらいでちょうどいいです。
僕なんか、これ見よがしに、「大殺界ですね」と主張しまくる占い師がいたら、「大丈夫かな?」と思ってしまいます。
占いにも優先順位ってのがありますからね。そういう色物は色物らしく扱わないと。本末転倒になります。
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