もしかすると断易あたりからきているかもしれないけれど、命式における良い神、悪い神、ざっくりは用神、悪神といいますが、5つに分けて表現することもあります。
一番欲しい五行を用神、一番来てほしくない五行を忌神(いむがみ)としたとき、用神を助ける五行を喜神(きしん)、忌神を助ける五行を仇神(あだがみ)、何もしないひましている五行を閑神(かんしん)とよびます。
五行で五つの神が対応するわけです。
まぁ、たとえば甲日生まれとしましょう。春月生まれとなると、明らかに木が多すぎるので、忌神は木です。また、旺じすぎる木を漏らすために丙などが欲しいわけですが、その火が用神となります。
忌神の木を助けるのが水ですね。なので仇神は水です。
用神の火を助けるのが木ですが、木はすでに忌神なので、その意味での喜神はいないことになります。
ここで拡大解釈で、用神候補に入る第二、第三候補を喜神と呼ぶこともできます。
そうすると、植物の木にとって水はほしいところなので、十分火がある状態ですこし癸あたりがあればいいな、という意味では水(できれば癸)が喜神となります。
そう、ここらへんは柔軟に考えなくてはいけません。
そして甲日にとってどうでもいい、閑でしょうがない神は「土」です。
昔は、土は植物を育ててくれるから必要とされてましたが、古い古い。
水耕栽培で植物は育ちます。
光合成の太陽と水があれば植物は育つのです。
逆に命式に土があると「濁る」といって嫌われますが、まぁ水耕栽培とはいえ、土と木は相性はいいですし、木にとって土は剋する相手、別に怖くとも何ともないです。
結局のところ、いろいろ鑑みて、いてもいなくてもいい、そんな五行は土となります。
いかがですか?また従来の四柱推命の考え方がバージョンアップしたのではないでしょうか?
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