辰月などの土の季節は、なんだかんだで、すべての五行に絡んできます。
春月の木が漏れてきますし、夏月の火の予感もある。
土だから当然土の要素もある。
水はというと、そうですね、水局三合のことを考えると、水はあるでしょう。
金は土から生まれますから、金が出ることもあるし。
ということになりますね。だから、命式をみて、辰を用神として都合よく使うのはやめたほうがいい。
悪神に変化することを警戒して、なるべく悪い方向に辰を解釈したほうがいいわけです。
あ、あと、土月だからっていって、天干に戊、己があるから、「あ、通根」とは思わないように。
土って五行の中では例外扱いに近いものがあります。
季節の意味でも。命式が濁るともいわれるし。大体悪いもの扱いです。
土の根っこは、辰とかではなく、火土同根として巳午未と考えたほうがいいでしょう。
で、甲日なんで、木って土を剋するから、辰はやられるとか、あんまりその辺、「土」にこだわらなすぎていい。
そもそも甲日にとって、五行のなかで「土」は閑神扱いですから。水耕栽培で植物が育つイメージです。土が無いと植物は育たない、というのは古い発想ですよ。
甲の通根がほしいからといって、辰月に「木」を期待するのは、東方合などが成立しそうな時をのぞいてはやめたほうがいい。そもそも成立しそうだったら通根してるんですけど。つまり、そんなときは、辰の「木」は身旺を生み出す悪神扱いです。
基本的には、命式全体で、木が強すぎれば丙で漏らし、弱ければ木で足すイメージ。
身旺は日干の根が2つ以上、見弱は根が0個、身中は1個。
身旺で、春月のように3つも根がある(月支1つで3個分)場合は、もう月支が悪神というくらい強すぎ。
土月はそこまでないだろう。ま、2つ根っこがあるとしよう。すると命式としては10ポイント中3ポイント。
おんなじくらい漏らす星があればいいんだけど、3ポイントも用意すると悪神に近い。偏りすぎだ。
たとえ用神、漏らす丙が2個でも、天干と地支に1つずつあれば、これは完備、十分です。
辰月は湿っているので、用神として水が欲しいことはない。
普通身旺だったら、漏らすだけでなく、財星や官星も欲しくなる。
財星は土でしょ、木が日干の時はいらない。
官星は金です。うーん、植物にとってはしんどいんですけどね。
でも一般的に火は暑すぎ、水は寒すぎ、用神としては木や金など平温が一番。
木はすでに日干なので、あとは金、もし命式に金があれば、結構金も用神として使えないことはない。
ま、できれば地支には使いたくないけど。
夏月なら葉っぱを伐採しないとだから、おおいに金はOKなんだけど、春なんで、ほどほどに。
見弱ならどうか。これは単純、木の根っこが1つ2つくればいいだけ。
◎辰月生まれ
菊池桃子(1968年5月4日8:37) #5
工藤静香(1970年4月14日7:50) #6
安田美沙子(1982年4月21日12:58) #7
中川翔子(1985年5月5日11:59) #8
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