五行でいうと、木にとって金は脅威ですね。
斧で木の幹が切られるイメージです。
乙だったら完全アウトでしょう。
甲もかなり厳しい。
大体、官星からやられるんですからね。根っこがなければいちころです。
通常の3倍の強さの金ですから、まぁ、天干に甲乙、地支に寅卯、それぞれ最低1つずつはないと心もとないですね。
あとはね、これ通変星の鑑定でよくでてくるんですけど、通関神ですね。いわばクッション。これを置いておけば、金→木の尅する強さが弱まり、金が水を生み、水が木を生むということで、相生の流れを作って金の脅威を穏やかにすることができます。
できれば、同じ強さ、2ポイントは欲しいですね。癸と子とか。そんな感じ。
木材というのは結構儲かります。高級です。
林業というのは、一見すたれているようにして、いまだに重要な産業です。
まぁ、考えても見てください。日本ってほとんど山、森林でおおわれているじゃないですか。
そのうえ、地震の多い国です。昔から木で家を建ててました。
いまはもう建売は管理が大変ですし、マンション大はやりですけど、それでも木の床にしたり、家具を木にしたりと、いまだに日本人はDNAとして刻まれているのでしょうか、木を求めてます。
ヒノキの木でできたお風呂とか、やっぱあこがれるでしょう。
だから、通常、土地や建物は購入したら登記をして、って感じですけど、特に木については、立木法といって、なにやら持ち主を札をぶらさげて表現するという明認方法を施して、第三者に対して対抗することができます。
木って植わっていたらその土地の所有者のものといわれ、いわば不動産と扱われます。木なのに不動産なんですね。
ところが、いったん伐採されると、同じ木ですけど、動産になっちゃうんです。
根を張って育っている木は、やはり命式としても通根がしっかりしています。たとえ土石流が起きようと、雷が起きようと、なんだかんだで生き残ります。
でも逆に言うと、本当はもうその土地では育ちようがないのに、なまじっか根っこが生えていたばっかりにその場にい続けるという人生、いや木生というべきか、そんな状態になってしまうものもいます。
東北の津波でシンボル化された奇跡の一本松もそんな代表例です。

もう枯れていることが確定したのですけど、被災者の皆さんを勇気づけるということで、延命措置というか、保護措置がほどこされたとか。
しかし、その松の木の身になってみると、ちょっと残酷な気もします。
もしいじめられている子がこんな状況になったら、何とかして助けてあげないといけません。
「その学校に通い続ける必要はないんだよ。引っ越ししたっていいんだよ。逃げてもいいんだよ。」
そんな気付きを与えてあげると、ふと救われるかもしれません。
一方で、いったん伐採された木は簡単ですね。移動しまくりです。木材を束にして、いかだのようにして川を下ったりしますし。
木材の質を上げるために、乾燥させないといけないのですが、その際も、適切な場所まで移動させて、しっかりとした環境で、よりいい木材に仕上げていきます。
一見、根無し草的に、責任感もなく、ふらふらと自律しない、不安定な運命のように思えますが、もし環境が悪いのであれば、伐採された木であれば根がありませんから、自由に、よりいい場所にと、移動させることができ、そういう意味では幸せなのかもしれませんね。
そのように、官星である秋の月の強さがきつく、かなり自星がいじめられる状況でも、根があるかどうかで、多少命式の解釈が変わるのは気にしておいたほうがいいかもしれません。
ただ、これは解釈なだけで、実際の鑑定については、必要な用神などは前述の通りで、区別はありません。
◎申月生まれ
小林よしのり(1953年8月31日5:30) #15
佐野量子(1968年8月22日20:17) #16
戸田恵梨香(1988年8月17日16:13) #17
諸星和己(1970年8月12日4:36) #18
◎酉月生まれ
成田童夢(1985年9月22日0:10) #19
吹石一恵(1982年9月28日16:53) #20
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