基礎編5 十干と十二支の関係

結局のところ、日干と月支で鑑定することになります。

ただ、基本となるのが五行相生と五行相剋になりますので、月支を十干に置き換える必要があります。

それが蔵干です。

十二支それぞれにどのような干が含まれるかがわかれば、それが日干にとって助けになるかならないかがわかるというわけです。

十二支に含まれる五行

十二支に含まれる干として、普通は蔵干を見ますが、もう別に五行で十分です。

まずは水ですね。もうそれでいいと思います。

ほぼ水ですが、土も多いです。冷え冷えしてますね。

金局三合の1つでもあるし、土は金を生みますから、金も強いです。

土だから五行全部含むというのはこの場合あてはまりません。

冷え冷えした畑で作物育たないでしょう。木はないとみるべきです。火もないです。

まだ寒いですけど、まぁ春ですから木です。

水から木への移り変わり、まだ寒いということもあり、水もすこしあるかもしれませんが、まぁ木と思っていいと思います。

あとは、火局三合の影響で、火もありますけど、繰り返しのようにまだ寒いですから、そんなに火はありません。

こういう微妙な五行は、悪い影響の時だけ取り扱うべきです。

用神に火が欲しいときに寅に求めてはいけません。

逆に命式で火が旺じているとき、寅の火を考慮すべきです。

まぁ8割がた木と思っていいと思います。もし火が旺じているときって、薪をくべたらさらに火は勢いを増しますから、寅は結構やばいです。

木ですね。真東です。ぬくもってきて立派な春です。

土ですが木でもあります。水局三合するので水もあります。

土は金を生むので金でもあります。

夏が近いので火でもあります。

ということで五行を含みます。こういう時は、悪いほうに考えて、命式で旺じている五行で辰をあつかったほうがいいです。

火ですね。金局三合で金といいたいところですが、もう溶けてしまっていると思います。

よほど金が悪神の時以外は、火でいいとおもいます。

あと、火土同根なので、土も同じくらい強いとみるべきです。

真南、火です。火土同根なので、土でもあります。

土と火ですね。秋が近いといっても残暑厳しいです。金は溶けてます。

土だとするとかなり乾燥してそうです。

金ですね。水局三合なので水もあります。金は水を生みますから、この水は無視できません。

命式で火が旺じているときは、それほど申が助けになるかというと、まぁそれほどでもないかもしれません。

真西です。金ですね。

金でもあり土でもあります。寒いんで水もあるし、火局三合でもあるので火もあります。

金が水を生んで木を生むという意味では木でもありますが、ちょっと弱いかもしれません。

水ですね。ちょっと金も近いですが、まぁ水でしょう。

あと、木局三合なので木もあります。ただ寒すぎるので、木は育ってないとみるべきです。

日干と月支の関係を五行で判断

十干と十二支の関係は、結局のところ日干と月支の関係を見ることにほかなりません。

すべての組み合わせは120通りありますが、簡便に見ようとすると、まずは月支を次のように考えます。

寅、卯・・・五行は木(春)

辰・・・・・五行は木火土金水

巳午未・・・五行は火土(夏)

申酉・・・・五行は金(秋)

戌・・・・・五行は火土金水

亥子・・・・五行は水(冬)

丑・・・・・五行は水土

陰陽をわすれて、まずは五行で考えるのが楽です。

そうすれば、日干が身弱か身旺かで、よい五行がすぐにわかります。

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