基礎編7 日干と月支の関係

一番鑑定に使う関係でしょう。

命式を出して、日干と月支を見れば、大体の運勢がわかってしまいます。

甲日生まれ

甲木は力強い。大黒柱です。

寅卯の春月は身旺になりがちです。水が命式にないと乾いてぽきっと折れます。つまりは精神がやられるわけです。根っこがしっかりしてないとウドの大木です。多少丙がないと華が無いです。

太陽が照ってこその植物ですから。

辰月は五行全部関係します。命式のバランスを見て、日干の通根の数で身旺身弱を判断し、用神を決めることになります。

巳午未の夏月はしっかり太陽を浴びて木が生い茂るので、あんまり茂りすぎたら金で剪定したほうが虫食いもなくていいでしょう。

申酉は金が木を剋しますから、紅葉して葉も落ちます。しんどい季節です。身弱になりやすい。

戌月は木を除く四行がかかわります。通根の数でバランスを見ましょう。

亥子丑の冬月は、甲木にとってつらい季節です。根っこがなにより大事でしょう。

丙なんかあって日当たりが良いと、いい感じで育つでしょうし、寒椿なんかは重宝されるでしょう。

乙日生まれ

寅卯の春月は乙木にとってつらいですね。ざく切りされます。

辰月も要注意です。通根によって用神を見極めます。

巳午未の夏月は水が無くなりがちなのでそこが注意。

申酉は最悪。厳しいですね。

戌月も金が比較的強いので厳しいでしょう。

亥子丑の冬月も根っこでなんとか生き延びないと、植物にはつらい季節です。

丙日生まれ

寅卯は薪を提供するので、身弱な場合は助けになります。

辰は五行すべて含むので、身弱だからといって木をそこに期待してはダメです。

巳午未の夏月は身旺ですね。いきなり水があると水火の激冲が起きるので、熱くなりすぎた状態は、水ではなく金で冷やしたほうがいいでしょう。

申酉の秋月はいい感じで漏らします。戌月も多少冷やしてくれるでしょう。

亥子丑の冬月は水火の激冲もあるので、間に木の五行があると剋する力を弱めることができるでしょう。

丁日生まれ

寅卯の春月は丁火にとっての燃料なので助けにはなります。

辰月は五行なので、通根とのバランスで見ることになります。

巳午未は火を旺じさせることになるのですが、水で冷やそうとすると、ろうそくの火ですからすぐ消えます。消されそうになるとわかると大慌てしますので、まずは金で冷やすのがいいでしょう。

申酉の秋月はいい感じで冷やしてくれると思います。

戌月は木を除く四行なので、通根を見ながらの鑑定になります。

亥子丑は冬月で温度が下がるので、丁火もちょっとつらいですね。消えないように燃料となる木を足さないといけません。

戊日生まれ

春の寅卯月は、戊を剋するのでしんどいです。辰月もやはり土を強くします。

夏月の巳午未は火土同根なので、身旺になりがちです。金で冷やさないといけません。

秋月の申酉はいい感じで冷やしてくれるでしょう。土のエネルギーを漏らすこともできますし。

戌月は木がない残りの四行で考えます。通根は巳午未で考えますので、その数でバランスを見ます。

亥子丑の冬月は凍土になりがちなので、火で温めてあげる必要があるでしょう。

己日生まれ

畑の土ですので、春月の寅卯とは相性がいいです。剋されすぎないように注意です。

辰は土を強めます。

巳午未の夏月は火土同根なので、身旺になりがちです。

申酉はいい感じでエネルギーを漏らします。戌月も土が強まりがちです。

亥子丑の冬月は凍土になりがちなので、畑の植物も育ちづらいでしょう。

太陽で温めてあげる必要があります。

庚日生まれ

寅卯の春月はすこししんどいです。身弱だと比劫星がほしいところです。

辰月はあまり助けにはなりません。悪神と同じ五行に要注意です。

巳午未の夏月は、鉄を溶かす可能性もありますし、土が火土同根で強まると粗大ごみの鉄くずが土の中でさびてしまうイメージです。

申酉の秋月は金が強くなりすぎます。火で力を弱めるといいでしょう。

戌月は木を除く四行がかかわるので、悪神の五行に要注意です。

亥子丑の冬月は、命式全体が冷えがちです。火がほしくなります。

辛日生まれ

寅卯の春月は、身弱にはすこしつらい時期です。

辰月は悪神と同じ五行に注意。

巳午未の夏月は、辛金を溶かしてしまいます。厳しいです。かといって土は避けたいところです。比劫星ですくうしかありません。

申酉の秋月は身旺になりがちです。火を使って調整しましょう。

戌月は木を除く四行。悪神の五行に注意です。

亥子丑の冬月は冷えすぎ注意。火をうまく使う必要があります。

壬日生まれ

寅卯の春月は、身旺だと助けになります。多すぎる水を吸ってくれるので。

辰月は悪神の五行を強めますのでそこだけ注意。

巳午未の夏月は水火の激冲に注意です。木を間に入れるのがいいでしょう。

申酉の秋月はさらに命式を冷やすかも。

戌月は木がないので、身旺だとよりひどくなるかもしれません。

亥子丑の冬月は、水が大暴れ。とにかく木で吸うか、土で堤防のように抑えるか。

命式で多いほうで対応するしかないでしょう。大事にならないよう、木で吸うほうが望ましいです。

癸日生まれ

寅卯の春月は、身弱だとエネルギーを吸い取られますが、身旺だと助かります。

辰月はわるい五行に注意。

巳午未の夏月は、癸水が干上がってしまう可能性大です。

申酉の秋月は水が旺じる危険性があります。

戌月は木のない四行なので、水が旺じないように注意です。

亥子丑の冬月は命式が冷え切ってしまう可能性大。うまく火で温めたいところです。

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