ここでは四柱推命とその関連内容についていろいろ述べていきます。
四柱推命と心理学
以前、四柱推命の協会で、会員さんへ心理学的指導が行われていたらしく、それにずいぶん反発する鑑定士もいたようです。つまりは、四柱推命のなんたるかをまったくしらずしても、心理学のエキスパートならばそれっぽい占いができ、しかもお客が感謝するという話です。
鑑定士がプラスアルファに心理学を知ったほうがいいという意図で協会はそんなセミナーを開いたのでしょうが、実際のところ、全く占いの知識が無くてもできてしまうため、「だから占いはうそっぱちだ」とやり玉にあげられることもおおかった、いわくつきの心理学です。
専門用語で「コールドリーディング」といいます。
これの弱点は、再現性がないということです。
でもそれをのぞいても、多くのお客はリピーターでないことを考えると、やはり問題と言わざるを得ません。
ですが、まぁ、気にしなくてもいいのではないでしょうか。
実際のところ、経験を積んだ鑑定士は、鑑定に入る前にその人の振る舞いをみて、大体鑑定の方針が決まるといいます。
むしろ、心理学を大いに利用して、さらに鑑定の幅を広げればよいのではないでしょうか。
運命は変えることができるのか?
四柱推命にかぎらず、占いをして、結果が悪かった時、もう救いようがないのかと不安になるものです。そこにかこつけて、「だからこの壺を買いなさい」とか「お墓を買いなさい」となりがちなので怖いのですが。
奇門遁甲などの気学とお水取りを組み合わせて、適切な日時に適切な方角の神社にいってお参りして、水をもらって帰り、それでお風呂に入ったりコーヒー飲んだりするのもありでしょう。
しかし、それとは別に、そもそも運命は決まっているのかどうかという大問題は、じつは自然科学の世界ではあったりします。
ニュートン力学によると、物体の速度と加速度がわかれば、そのあとの軌道はすべて予測されることになります。ビリヤードと同じ原理です。
この角度にこの強さでこう打てば、かならずこうなるというわけ。
ラプラスの悪魔という話もありますね。
大体の場合、そんなことはないからそれは嘘だとバカのような理解の仕方をされて、そこから先には進めないことが多いです。
まぁそうなんですけど、もう少し言えば、ビリヤードの球の数が多すぎて、予測するに必要な情報が手に入らないから予測できないというべきでしょう。
では、神の目があれば予測できるのか?分子や原子のちょっとしたゆらぎもすべて計測できれば(計測で光子が当たって物体が動くから無理ですけど)、予測できるのか。
実際のところ、人間の感情、心のさまざまな思いは、自発的にやっているようで、所詮はビリヤードの動きのひとつで、すべて決まっているのかもしれません。
なんだか怖くなってきました。
科学哲学では、どっちもあるとか身もふたもないことになっているようです。
脳科学では脳内で「こうしよう」と判断する前にもう何をやるかは決まっていて、なんだったら「こうしよう」と思う前に計測で読み取ることもできるとか。
つまり、絶対に人間に勝つじゃんけんマシーンが存在するということです。
まぁ、でも、世界の一部しかわからないという前提では人間に自由意志は許されているわけですから、ここは心をしっかりもって、鑑定結果が悪ければ、それに対処する生き方で今後の人生を乗り切るというのでいいのではないでしょうか?
占いのソフトを作るのも一興
エクセルがあれば、簡単に四柱推命の命式を出すことはできます。
問題は、各月の節入り日の時刻ですね。
節入り日までは近似式があって、それを使うとプログラムで出すことができますから、いちいち入力しなくていいのですが、時間となるとちょっと手間がかかります。
などをみると、答えがありますので、それを入力すればできるでしょう。
二十四節気の略算式は
にあります。これをエクセルに組み込めば、節入り日まではなんとかなります。
四柱推命の好きがこうじて・・・建築士?鍼灸師?
四柱推命が大好きすぎて、かといって占師として生計を立てるには心もとなく、資格を取ろうとしている人がいました。その人は、風水も大好きなんで、風水の分かる一級建築士になろうとしてました。
いやいや、一級建築士大変ですよ。しかも働きながらだと夜間の学校は限られてますからね。
都心だったらあるかな。
鍼灸師も資格の学校ありますけどね、たしか3年はかかるかな。お金もかかるよ。
どちらにしても、やっぱり志望理由がよこしまというか、ちょっと足りないですよね。
本当に建築の設計を面白いと思っているとか、人を助けたいという気持ちがあるとか、スポーツでけがをした時に助けられたとか、そういうのがないと持たないんだよな。
とおもうと、逆に、占師で生計を立てている人がすごいと思ってしまいます。
私も研究者がメインで、占いはほんとに趣味の範囲なので。
ちなみに、鍼灸師の知り合いに、専門学校で使われている教科書を見せてもらいました。
陰陽五行で記述されているところは教科書のほんの最初で、経絡にしてもなんにしても、もうかなり初期の段階から占いの世界からはかけ離れていきます。
まあ占いレベルで体の健康を理解したほうが使えるんじゃないですかね。
現代でいう五術って?
東洋における五術がありますけど、まぁ昔の本をみてもあんまりピンとくる本がなくて。
現代で五術とするとどうなるでしょうか?相は人相はいいとして、手相はどうしても西洋を踏まえたうえで東洋といきたいところです。
卜はサイコロ振る断易か筮竹で易占か。それは外せない。
ただ、できれば五行易・断易メインにしたいところ。易経メインが主流とはいえ、やる人の主観が混じりやすいんでね。結局これも両方できたほうがいい。
さすがにここにタロットは不格好だ。私のような男性がタロットも気持ち悪いしね。
命は四柱推命一本でいいとして。
さて、医術は東洋医学、漢方は薬学部をでないとだめで、登録販売員の免許をとって、2年くらいか勤めたら、二類くらいの市販の薬は売れると思います。それを漢方だけにするとかかな。
あと鍼灸だと3年専門学校、こりゃ大変だ。
となると、薬膳の資格くらいがちょうどいいかもしれないですね。健康の話だし。
道教の山どうしよ・・・
なので、五行は無理かなぁ。
道教も健康法とおもって、薬膳を医術から山術に乗り換えて、かわりに医術は二類の漢方、これを登録販売員で、って感じか。
なんにしても面倒だ。。。
あれ、風水って五行のどれに入るんだろう?
宅建をとって、風水的にいい家をネットで公開したらみんなたすかるだろうに。
そんなのあってもいいのに・・・もうあるかも。